持続可能な白衣とは、どのような白衣でしょうか。
サステナブルな白衣を選ぶことは、サステナブルな社会の実現に貢献することにも繋がります。
せっかく毎日のように着用する白衣ですから、サステナブルなものを選べたら気持ちも良いですよね。
こちらでは、持続可能な白衣の在り方について、皆さんと一緒に考えたいと思います。
持続可能な白衣とは
白衣をはじめ、繊維製品は、主に次のように生産され消費されていきます。
企画→原材料の調達→製造→販売→消費→廃棄・リサイクル
SDGsでは12番「つくる責任 つかう責任」というゴールが登場します。
つくる側はもちろんのこと、つかう側も責任が問われるのです。
生産から消費まで、それぞれの場面で持続可能性が必要とされるわけです。
では、そのひとつひとつについてみていきましょう。
持続可能な企画デザイン
企画・デザインをするのは、白衣に関しては主に白衣メーカーの従業員ということになります。
サステナブルな商品設計に加え、雇用側としては従業員の人権尊重、ワークライフバランス、多様な社員の活躍推進などが持続可能性を高めます。
サステナブルな商品設計とは、どのようなものでしょうか。
例えば、以下のようなことが考えられます。
サステナブル素材を用いた企画デザイン
次項 持続可能な素材開発で詳しく触れます。
廃棄削減につながる無駄のない商品開発
3Dでデザインやカラーのシミュレーションができるシステムの活用によりサンプル作製数を削減。資源の有効利用と廃棄削減に繋がります。
梱包資材やカタログ用紙への配慮
バイオマス原料を使用した袋やボタニカルインキ、カタログにはSFC認証紙など、持続可能な環境配慮型資源の使用・調達を促進。環境負荷低減に繋がります。
持続可能な素材開発
持続可能な素材とは、地球環境に配慮した素材、かつ適切な労働環境で生産された素材を指します。
天然素材には「生分解性」という性質があり、微生物により分解されるためサステナブルと言えますが、白衣においてはより安全性や機能性に優れた素材が求められます。
植物由来の素材や、リサイクル素材、原着素材などが考えられるでしょう。
植物由来=バイオマス素材
サトウキビの非可食部分を原料とした植物由来のバイオマス素材は、廃棄物の削減と地球上の炭素循環を促進します。
また、枯渇原料である石油を掘り起こさないため、新たなCO2の排出を削減します。
リサイクル素材
もともと廃棄予定だったものを資源として再利用したリサイクル素材は、廃棄ペットボトルやプラスチックを細かく砕いて洗浄し、熱で溶かして繊維にした再生ポリエステルなどが代表的です。
ポリエステル原料となる石油の使用量を減らし、CO2の低減にも繋がります。
原着素材
糸になる前の原液自体に顔料や染料を混ぜて着色した原着素材は、生地の状態で染色をしないため、一般的な生地の生産工程と比較して染色過程での水の使用量を約40%削減できます。
繊維と着色料が一体となっているため、洗濯による色落ちも少なく、長くきれいに使えます。
持続可能な工場生産
白衣を商品として製造するのは縫製工場です。
ファッション業界では特に、生産過程において劣悪な労働環境や低賃金といった労働者の人権侵害が問題視されてきました。
「CSR(企業の社会的責任)」「QC(品質管理)」
工場で求められるのは、「CSR(企業の社会的責任)」「QC(品質管理)」体制の徹底です。
CSRとは企業が利益を追求するだけでなく人々や環境にも責任を持つことです。
精度の高いモノづくりによる廃棄削減、人権尊重、適正な労働慣行、安全衛生の徹底、廃棄物・排水の管理、環境負荷の低い梱包材の使用などが求められます。
Win-Winな関係=持続的な関係
生産工場における「CSR(企業の社会的責任)」「QC(品質管理)」体制の不備は、社会的な批判の対象となるばかりでなく、持続的な工場運営の大きな障害となります。
基準を満たしていない工場を切り捨てるのではなく問題を指摘し、理解を得た上で工場の事情を考慮し、 どのような方法で改善を進めていくかなどを具体的に指導していくことが大切です。
そうすることにより、工場経営者にとっては国際的なCSRの学びの場となり、労働者にとっては衛生的・安心安全な環境できちんと休みと賃金も貰えるようになります。
Win-Winな関係に成長すること=持続的な関係へと繋がっていきます。
CSR監査
オンワードでは、人権や環境に配慮したものづくりのために、オンワード認定工場制度を設けています。
強制労働、児童労働、差別の撤廃、結社の自由・団体交渉権、そして環境配慮が実行されているかを国際基準に準じて監査するスキームです。
ラフィーリアの白衣の主要縫製工場は、このCSR監査の認定を受けています。
敷地内保育所の設置など働きやすい環境の整備に加え、労働者とのエンゲージメントを高めるための意見箱の設置や地域社会に貢献するための孤児院への支援、貧困対策の職業訓練支援を行っている工場が、ラフィーリアの白衣を縫製しています。私たちにとっても誇り高い工場です。
持続可能な販売・消費
販売をするのは、白衣に関しては主に白衣メーカーの従業員です。
雇用側としては従業員の人権尊重、ワークライフバランス、多様な社員の活躍推進などが持続可能性を高めます。
そして、持続可能な商品の提案促進が持続可能な消費にも繋がります。
消費をするのは、白衣に関しては主に着用者を雇用する病院や施設、そして着用者個人ですね。
あらゆる着用者の安全で安心、衛生的で快適な労働環境を高めるための白衣を選択することが持続可能な社会へも繋がっていきます。
笑顔が繋がる白衣へ
いかがでしたか?
持続可能な白衣とは、その在り方についてみてきました。
ラフィーリアでは、着る人そして見る人、医療現場のことを考えたメディカルウェアを作ってきました。
着る人=医療従事者の皆さまへの配慮や思いやりが医療従事者一人ひとりの笑顔へ、
医療従事者一人ひとりの温かい笑顔が患者さまの明るい笑顔へと、繋がっていくことを願って。
そしてそれに加え、その過程で関わる人も笑顔でいなければなりません。
そうでなければ持続可能なものづくりはできないからです。
笑顔の中で作られた白衣だからこそ、笑顔の連鎖を引き起こしていくはずです。
さらに、地球に寄り添い、環境に配慮した商品をお届けすることが、未来における社会的責任であり、持続可能な社会の幸せへと繋がっていくのではないでしょうか。
サステナブルな白衣を選ぶことは、サステナブルな社会の実現のために貢献することに繋がります。
ラフィーリアは、未来を見据え、笑顔が繋がるメディカルウェア作りを追求し続けていきます。
せっかく毎日のように着用する白衣ですから、新たに白衣を選ぶ際には、ぜひサステナブルな視点も取り入れてみてくださいね。
ヒトと地球の、明日の笑顔をデザインし続ける。
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ABOUT「Raffiria(ラフィーリア)」
人に対して、地球に対して、いま何ができるのだろう…。
メディカルウェアとしての機能性とデザイン性を追求することに加え、環境に配慮した商品をお届けすることが、未来における社会的責任であると、私たちは考えます。
服のことを知り尽くしたアパレルならではの知識と技術を最大限に活かし、
ファッションの面から持続可能な社会に貢献していきたい。
着る人への配慮や思いやりが持続可能な社会の幸せへと、
医療従事者一人ひとりの温かい笑顔が
患者さまの明るい笑顔へと、繋がっていくことを願って。
一着のメディカルウェアにできることは、無限にあると信じて
心を込めて作り上げた〈ラフィーリア〉をお届けいたします。
メディカルユニフォーム | 株式会社オンワードコーポレートデザイン
https://onward-cd.co.jp/business/medical/
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アパレルのオンワードが展開するメディカルウェア「Raffiria(ラフィーリア)」白衣公式通販サイトでは、看護師、医師、介護、リハビリ、歯科衛生士等、さまざまな職種の皆様に選んでいただきやすいように、ジャケット、スクラブ、メディカルパンツ、ドクターコート、ワンピース、スクラブインナー、マタニティ、吸水ショーツ等、豊富なアイテムを展開しています。
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